レム睡眠とノンレム睡眠

皆さんこんにちは!
ようやく梅雨明けの発表がありましたね😊
私は個人的に湿気が苦手なのでとても嬉しかったです!
今年の夏は益々暑くなるということなのでくれぐれも皆様ご自愛下さい。

さて話は変わりますがパリオリンピック開会式まで残すところ5日🇫🇷
東京オリンピックからあっという間の3年
今回のオリンピックではどんな感動の物語が見れるか楽しみですね☺️

それでは今回のテーマレム睡眠とノンレム睡眠睡眠です。


特徴
 ・心拍や呼吸が落ち着く 
 ・深くゆったりした呼吸
  →眼球の動きがない
 ・感覚入力の遮断
 ・記憶の定着化
 ・ホルモン分泌などの役割を担うため 
  (大脳の睡眠とも呼ばれています)


ぐっすり眠っている状態なので多少の物音や、軽く揺さぶっても目覚めることはありません。
この時期に覚醒してしまうと目覚めが悪く、夢を見ていることは少ないです。
寝返りを打つのもノンレム睡眠時に起こります。

特徴
 ・鮮明な夢
 ・眼球が素早く動く
 ・心拍や呼吸が不規則に変化→自立神経の嵐と呼ばれています。
 身体の姿勢を保つ筋肉(抗重力筋、姿勢筋)の緊張がほとんどなくなることから、身体の睡眠とも呼ばれています。

ヒトは一度の睡眠で
ノンレム,レムを4〜5回繰り返して睡眠を形成しています。
ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返すことで疲労やストレスが回復する役割を果たしています。

💡ちなみによく耳にする💡
“22時〜2時が成長ホルモンが出るからゴールデンタイム“
という概念は半分は間違っていて
時間に関係なく入眠直後から3時間くらいまでは最も深いノンレム睡眠が現れやすい時間になります。

人には朝方・昼型・夜型という「クロノタイプ」があるため
クロノタイプが朝〜昼型で22:00頃になると自然に眠くなる場合は
22:00〜0:00くらいまでの睡眠がゴールデンタイムとなります。

しかし、クロノタイプが夜型で自然に眠くなるのが0:00なら
その人のゴールデンタイムは0:00〜2:00くらいの時間帯となるため、半分は間違いとなります。
つまり睡眠のゴールデンタイムは、最も気持ちよく眠れるタイミングから90〜180分になります。
深い睡眠をしっかりとるためには就寝時刻にこだわるのではなく、睡眠の前半を大事にすると睡眠の質を良くすることが出来ます。

(TSUTIYA CLINIC Division of  Sleep  Discorders
健常人の睡眠パターン図参照)
【睡眠時無呼吸症候群の基礎】医療法人社団 土屋医院 睡眠外来


覚醒数時間前から副腎皮質ホルモンを分泌します。
起きることに対するストレスや血糖値を上げるために分泌されます。
朝食欲がない人が多いのは起きる際に副腎皮質ホルモンが分泌された影響で
血糖値が上がっているため食欲の低下が見られます。

ちなみに毎日起きる時間が決まっている人は決まった時間に出やすくなっているそうです。
しかし、一時的に朝早く起きなければいけない状況でも脳裏にある(潜在意識にある)だけでも
早めに立ち上がってくることがあることがわかっています。
ちなみにアラーム前に起きてしまうのは、脳時計で測っているので決まったリズムの中で覚醒してしまうそうです。

レム睡眠が少ないことでの影響
 ・全死因の因子となり得る
 ・循環器疾患 による死亡のリスク因子
 ・ガン など
 さらに自閉症などの発達障害では幼少期からレム睡眠が少ないというデータもあるそうです。

また60歳以上の健常者の内、およそ12年後に認知症になったヒトの睡眠特徴レム睡眠が少ないなども報告がありますが因果関係は未解明なままとなっています。

マウスの脳の間質液中のβ-アミロイドの量の変化の実験データ


マウスの最適睡眠時間は約10.5時間
実験時は睡眠時間を4時間とし睡眠負債が6.5時間とした
その結果たった3週間で脳のβアミロイド蓄積が大幅に上昇したという報告があります😨
(βアミロイドといえばアルツハイマー型認知症の発症に関与されることが知られていますね。)
→マウスの実験でも明らかになっているように睡眠はヒトにおいても脳内の老廃物・毒物の除去に重要な役割をしています❗️


一次体制感覚野、二次視覚野、頭頂野
観測した全ての領域においてレム睡眠中の大脳皮質の毛細血管の血流は
覚醒時の2倍程度まで上昇していました。

ということはレム睡眠中に大脳皮質がリフレッシュか?

およそ1時間/1日のレム睡眠中の大脳皮質の血流の活性化が脳の恒常性維持に重要かもしれないそうです、、、
何回かに睡眠について書いているので読んで頂いている方はわかると思うのですが
睡眠の質を上げていくことが生活の質を上げていくためにはとても大切になりますね😌

ところで
なんで高齢になるにつれて寝れなくなるの?🤔

それは
加齢・認知症・ストレス などの影響で
    ↓
レム睡眠をコントロールする細胞の機能の低下
    ↓
レム睡眠の減少
・睡眠の質の低下
・脳の血流の低下
    ↓
メンタルヘルスの悪化
・認知機能の低下

レム睡眠自体が短くなり年齢変化とともに細胞や骨格、内臓などの機能低下が
思っている以上に負担になっているんですね!

今回も最後までお読み頂きありがとうございました^_^

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