皆様こんにちは!
最近はめっきり寒くなりましたね🥶
気温の変化が急すぎるせいか体調を崩される方や、身体に痛みが出てしまう方が増えてきてます。
年末に近づくにつれて急患の方も増えますので、くれぐれも皆様ご自愛下さい!
第6回ブログテーマは膝の離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)です!
【病態】
繰り返されるストレスや外傷により軟骨下の骨に負荷がかかる事が原因と考えられていますが
メカニズムが明確に分かっているわけではありません。
血流障害により軟骨下の骨が壊死し骨、軟骨片が分離・遊離します。
約2:1で男性に多く10代が好発年齢です。
膝関節では大腿骨の内側85%、外側15%で
まれに膝蓋骨にも起こり、外側例では円板状半月を合併することがあります。
【症状】
初期では軟骨片は遊離せず、運動後の不快感や鈍痛の他は特に症状は出ません。
関節軟骨の表面に亀裂や変性が生じると疼痛も強くなり、スポーツなどで支障をきたします。
骨軟骨片が遊離すると引っかかり感やズレ感を訴えます。
日常生活で気をつけるべきポイント❗️
離断性骨軟骨炎は3つの段階に分けられます。
初期(透亮期)
進行期(分離期)
終末期(遊離期)
下肢での症状が強い場合は、杖を用いてケガの部位に負荷をかけないようにし、症状が軽快してくれば徐々に荷重をかけていきます。
スポーツ活動への復帰は徐々に進めていきますが、以前の競技レベルまで回復するには数カ月~1年くらいかかります。
保存療法で痛みの改善が得られない場合には、手術を検討しなくてはなりません。
早期の診断と骨軟骨片の安定性が重要で、大人では不安定な病変になりやすく、
若年者では典型的には安定しており、スポーツの中止などの保存的治療で治癒する可能性が高くなります。
↑鎌形院長監視の下頑張って描きましたので、温かい目で見守って頂けたら幸いです。