サルコペニアについて

皆さんこんにちは!

早くもゴールデンウィークが終わってしまいましたね、、、
皆さんはどんな連休をお過ごしになられましたか?😊

私は学生時代にお世話になったウエイトリフティングの千葉県合同合宿に顔を出したり、
実家の掃除でバタバタしてましたが、
久しぶりに会えた友人達とも有意義な時間を過ごすことが出来とても充実してました!

今回のブログはサルコペニアについて書いてます!
今回含め次回までは知っておいて損はないと思いますので、流し読みでなんとなくでも良いので読んで頂けたら嬉しいです☺️

サルコペニアの定義

筋量と筋力の進行性かつ全身性の減少に特徴づけられる症候群で
身体機能障害,QOL(生活の質)低下,死のリスクの伴うもの。

サルコペニア(筋肉減少症)

・筋肉量低下と筋力低下は身体機能の低下や生活の質(QOL)の低下をもたらす。
・高齢者では痩せの人は肥満の人より短命であることがわかった。
・高齢者の体重減少・低栄養には加齢、疾病、社会的要因、精神・心理的要因、誤った食生活の認識など多彩な要因がある。

サルコペニアを確認する目安

・指輪っかテスト(筋量)
ふくらはぎの1番太い部分を両手の親指と人指し指で作った輪っかで囲む。輪っかとふくらはぎの隙間ができる場合はサルコペニアの可能性があります。

・握力(筋力)
男性<28kg,女性<18kg

・歩行速度テスト(身体機能)
6m以上のスペースを用意し1mから5mまでの4mの歩行に要した時間を測定。0.8m/秒以下の場合はサルコペニアの可能性あり。
(5回椅子立ち上がりテスト(≧12秒),SPPB(9点以下))など

EWGSOP(欧州)によるサルコペニア(2010) 対象65歳以上
・筋量低下
・筋力低下
(握力:男性30kg未満,女性20kg未満)日本では男性26kg未満 女性18k未満
・身体機能低下
(歩行速度0.8m秒以下) 

※AWGS2019診断基準より引用

サルコペニアの分類

◎1次性サルコペニア
加齢以外に明らかな原因がない

◎2次性サルコペニア
活動に関連するサルコペニア
廃用,寝たきり,生活習慣(出不精),無重力など

◎疾患に関連するサルコペニア
重症臓器不全,炎症疾患,悪性腫瘍,内分泌疾患など

◎栄養に関連するサルコペニア
低栄養,吸収不良,消化管疾患などに伴うカロリー不足,タンパク質不足に起因するもの

◎サルコペニア
低骨格筋量+低筋力または低骨格筋量+低身体機能

◎重度サルコペニア
低骨格筋量+低筋力+低身体機能

◎サルコペニア肥満
(現時点で統一した定義,診断基準,カットオフ値は存在しない)
・筋量や筋力が低下と脂肪蓄積が並行して進行する
・体型は変わらないが筋量が低下,脂肪が増加する
・女性ほどなりやすい
・40歳以上で4人に1人(世界の高齢者の10人に1人が該当される)
サルコペニア肥満は各疾患が単独でもリスクがあるがさらにハイリスクになる。
サルコペニア肥満は障害発生リスクが2.5倍に上がる報告がある。
心疾患,筋骨格系疾患,代謝性疾患などのリスクがさらに高まる。

加齢+無理なダイエット
→筋量低下,運動機能低下(サルコペニア)→身体活動低下,基礎代謝低下→肥満,糖尿病,動脈硬化,高血圧→無理なダイエット

血糖値の上がりやすさ
インスリン抵抗性
健康 1 として
肥満 13
サルコペニア肥満 19
筋肉が糖,脂質を消費・代謝しているので、
インスリン抵抗性の増加=筋での糖脂質の消費の低下するため脂肪蓄積進行が止まらなくなります。

介護を必要とする期間は男性で約9年,女性で約12年と言われています。
筋肉量は50歳代から顕著に低下するので
身体のメンテナンスを含めて自分に合った運動や社会参加ができるコミュニティを探す時期なのかもしれません。

定年以降年齢を重ねれば重ねるほど、新しいコミュニティで活動することが面倒になり足枷になるとよく聞きますので、
早めに探すことをおすすめします。

今回もここまで読んで頂きありがとうございます!
次回はロコモティブシンドロームについて書いていきたいと思います!

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